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おいしいものは、食べてみないとわからない まずいものもおなじ
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黒いクセっ毛、重いまぶた、黒い瞳、標準的な日本人の顔立ち、しょうゆ顔
身長は平均、体重は平均より少し重い(筋肉)
脱ぐといわゆる細マッチョ、結構しっかり締まっている

服は白くて大き目の服なら毎日なんでも着てる(適当で良いです)
コックみたいな服、ただのYシャツみたいなやつ、Tシャツ、とにかく清潔感があればヨシ
インナーは黒だったりしろだったり灰色だったり、無地がすき
帽子は遺跡内でははずしていることがよくある(描き忘れて良いよ!)
アクセサリは身に着けない
オサレに気を使うことができない
トランクス派だけどなるべく薄着で寝たい

■遺跡内


■仕事着


仕事中は緩い営業スマイルで攻撃
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この島に日本人は何人居るのだろう。
ぼくが知っているのは、ぼくと、タカシくんだけだ。

タカシくんは、他にも日本人がいると言っていたけれど、ぼくはまだタカシくん以外の日本人には会ったことがない。
それっぽい姿をした男女を見かけたことはあるけど、見かけたというだけで、実際に確かめてはいない。
だから、ぼくの意識の中では、日本人はタカシくんだけだ。
はじめた肉屋が、思ったよりも繁盛してくれたおかげで、
クリスマス用のターキーや、正月用のチャーシューの仕込みをしているうちに、とっぷりと日が暮れてしまった。

(チキレに敗北しました。本編未収録)

ぼくが肉屋をはじめた理由は大きく分けてふたつ。
ひとつは、ぼくのライフワークを取り戻すためだ。

ぼくの日々には、肉を触らない日はなかった。
もちろん、ぼくの本業は肉屋なので、その「肉」というのは、人間の肉のことを差すわけじゃない。大きい意味での、肉だ。
はっきりいって、ぼくの仕事は技術職だ。
毎日でも肉に触れていないと、どんな人間だってへたくそになる。
カンが鈍るという意味でもそうだけれど、実際のところ「使う筋肉が衰えてしまう」というのが真実。
ぼくは、あらゆる生き物を締め、解体することができると思っているけれど、
それは毎日生き物に触れ、慈しみ、愛し、屠っているからであって、たまの祭日に、
一体だけめいいっぱい大事に殺すのとはワケが違う。
なによりも、命の重みとそのあっけなさは、毎日触れていないと忘れてしまう。
それは、とても恐ろしいことだ。

ふたつめは、ぼくのかけがえのない隠し場所として。
隠すものは、お察しのとおり、締め終えた彼女だ。
解体したとはいえ、彼女一人を持ち歩くのは困難だし、何より「肉屋」がないために、
おまわりに死体を見つけられてしまった。
死体――ああ、なんてくそったれな言葉なんだろう!けれどももうそういうふうに表現するしかない。
あの、ビニールシートの中にある彼女の一部は、もう「死体」になってしまった。
彼女を「死体」にしたのは間違いなくおまわりだ。
彼女が見つかることがなければ、まだどこかで生きていると、彼女の家族は思い込んでいただろうに。
彼女が死んだことすら気づかないはずだったんだ。
女性を捕まえて屠り、解体し、おいしく頂いたとしても、誰もぼくがやったとは気づかない――「死体」が見つからない限り!

でも、もう問題はない。これからも、これまでどおり。
ぼくは生き物を屠り、肉とし、食らう。いつまでも。
雄弁なるぼくの舌も、それの前では家に隠るしかないのだ!


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HN:
Eno.428 佐倉アキ
性別:
男性
職業:
お肉屋さん
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