おいしいものは、食べてみないとわからない まずいものもおなじ
--文章+絵日記です。--
赤い髪の女がいる。
場所は森だ。キャンプをしているのか、女はたき火を守っている。
近くには小さなテントがある。中に生き物の気配はない。
女は宙を見つめている。
そうではない。森の奥の何かを見やっている。
警戒こそしているが、どこか人を待つような表情だ。
しばらくすると、その暗闇から、枝がぱきぱきと折れる音がする。
遅れて、草をふみつける音が重なってきた。
人の足音のようだ。人数は二人だろうか。
女は立ち上がる。すでに誰が来るか分かっているらしい。
暗闇から、予想通り二人分の人影が浮き上がる。
一人は白髪の茸の傘をしたような白っぽい人間のようなもの。
胴体がガラスのように透けており、間接は球体人形のそれと同じに見える。性別はわからない。
もう一人は黒髪の男で、先ほどの白髪の人形に肩を貸してもらい、やっと歩いている状態だ。
「アキ!」
赤い髪の女がいる。
場所は森だ。キャンプをしているのか、女はたき火を守っている。
近くには小さなテントがある。中に生き物の気配はない。
女は宙を見つめている。
そうではない。森の奥の何かを見やっている。
警戒こそしているが、どこか人を待つような表情だ。
しばらくすると、その暗闇から、枝がぱきぱきと折れる音がする。
遅れて、草をふみつける音が重なってきた。
人の足音のようだ。人数は二人だろうか。
女は立ち上がる。すでに誰が来るか分かっているらしい。
暗闇から、予想通り二人分の人影が浮き上がる。
一人は白髪の茸の傘をしたような白っぽい人間のようなもの。
胴体がガラスのように透けており、間接は球体人形のそれと同じに見える。性別はわからない。
もう一人は黒髪の男で、先ほどの白髪の人形に肩を貸してもらい、やっと歩いている状態だ。
「アキ!」
PR
ぼくは自分の怪我をだいぶ舐めていたらしい。
パドマが見つけてくれた大木の陰で朝を待っている間、空が明るくなると共に、ぼくの頭だけではなく、痛覚も目覚め始めてきた。
包帯だらけのぼくの体に、どれだけの傷が刻まれているのか、ぼく自身がわかっていない。
パドマが見つけてくれた大木の陰で朝を待っている間、空が明るくなると共に、ぼくの頭だけではなく、痛覚も目覚め始めてきた。
包帯だらけのぼくの体に、どれだけの傷が刻まれているのか、ぼく自身がわかっていない。