おいしいものは、食べてみないとわからない まずいものもおなじ
(絵日記です 大きい画像がどんと出ます。
この絵日記だけでも見ていただけると幸せです。)
死ぬことには変わりない。
死ぬことは終わりじゃない。
ぼくは、生まれる前から、知っていたよ。
世界のしくみだ。
人間はずるく、みにくいが、可哀想だ。
世界とひとつになれないでいる。
人間だけがひとりぼっち。仲間外れだ。嫌われもので、はみ出しもの。
あらゆる生き物から蔑まれ、無視されている。
おまけに、それに気付くことができない。
人間は、行き止まりなんだ。
淀んでいる。
すべての意味での流刑地だ。
終わりだ。静止か、衰退するほかない。
ぼくは、わかっている。
ぼくは、そんなくずみたいな人間の良いところを知っている。
たくさん愛すべきところがある。
だから、
ぼくが、
あの輪の中へ連れて行く。
愛すべき人間を選りすぐる。
愛しい人を、正しい道へ送る。
魂を。
細胞のひとつひとつに宿る命を。
欠けさせることなく。
ぼくが、出口になる。
痛みもない。辛い思いもない。
怖がらせたりなんかしない。
ぼくの包丁は、やさしい。
人間も、動物も変わりがないよ。
おんなじだ。すべて。
ぼくが、よく、知っている。
愛しているんだ。
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