おいしいものは、食べてみないとわからない まずいものもおなじ
だいぶ痛めつけられたぼくらを、鴉と狼が見ている。
おおよそ、うまそうにも見えないだろうに。野生の世界じゃ、食べ物も選り好みできないらしい。
ぼくは、成人した男性のまずさを知っている。
ああ、ぼくはまだ成人してなかったっけな。そしたらぼくは旨いんだろうか。旨そうに見えるんだろうか。
いつかぼくも、誰かに食べてもらえるとして、しかし食べられた時にまずかったら、その食べてくれたひとはいやな気持ちになるだろうか?
それなら、ぼくはおいしいうちに食べてもらったほうがいいんだろうか。
それは今だろうか。
あっと言う間に鴉と狼はやっつけられてしまった。
ぼくがいくら殺さないようにしても、パドマに捌かれてしまう。
食べてやりたいのだけど、その肉にはパドマの毒が回っている。
ぼくは傍で、1羽と1匹の来世を祈る。
今、青い閃光と黒い鉄球がぼくらを見つめている。
これはあの鴉と狼の、の輪廻できない魂そのものなんではないだろうか?
あんなものが、ぼくを食べてなぞくれないだろうし。
おおよそ、うまそうにも見えないだろうに。野生の世界じゃ、食べ物も選り好みできないらしい。
ぼくは、成人した男性のまずさを知っている。
ああ、ぼくはまだ成人してなかったっけな。そしたらぼくは旨いんだろうか。旨そうに見えるんだろうか。
いつかぼくも、誰かに食べてもらえるとして、しかし食べられた時にまずかったら、その食べてくれたひとはいやな気持ちになるだろうか?
それなら、ぼくはおいしいうちに食べてもらったほうがいいんだろうか。
それは今だろうか。
あっと言う間に鴉と狼はやっつけられてしまった。
ぼくがいくら殺さないようにしても、パドマに捌かれてしまう。
食べてやりたいのだけど、その肉にはパドマの毒が回っている。
ぼくは傍で、1羽と1匹の来世を祈る。
今、青い閃光と黒い鉄球がぼくらを見つめている。
これはあの鴉と狼の、の輪廻できない魂そのものなんではないだろうか?
あんなものが、ぼくを食べてなぞくれないだろうし。
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